神戸駅を発車し、大きくカーブを描いて姫路方面へと進んでいく。

神戸駅１番線ホームは本線から分岐している側線上に設置されていて、帰宅客などで賑わう本線のホームとは対照的にひっそりと佇んでいた。かつては神戸を始発とする特急列車が発車し、今では朝のラッシュ時に快速列車の停車用ホームとしてだけに使われているようだ。

東京駅から589.3キロ続いた東海道本線の終点と、山陽本線の起点がここである事を表す標識。

須磨を出て海岸線のすぐそばを走る。複々線の線路が真っすぐに伸びる。

両隣の駅を表示する部分がコーポレートカラーになっているＪＲ西日本ではおなじみの駅名標。

橋の真下から撮影。この後橋のすぐ下が入り口になっている展望室へ向かい、入館券を買って中に入った。

展望室は陸地から少し海へ突き出た所の、車道の真下に位置しており、四方は鉄骨で囲まれて車道にトラックが通ると、その振動がこっちに伝わってくる。展望台のすぐ下にも関係者用の車道があり、時折車が通過していくのが見えた。展望室の一角には真下の海が覗ける床があり、真ん中に立つと突然床が抜けて海に落っこちていくような感覚に襲われ、車の振動もあって恐怖感倍増。

日本の時刻はこの場所が基準なのだ。明石駅からレンタカーを借りて明石海峡大橋に行くまでの高速道路でくぐり抜けた子午線のアーチ。