新営糖廠

(さとうきび専用鉄道を追う~中級編~)

台南市新営区

しんいんたんちゃんsīngyíngtángchăng
「さとうきび運搬路線を利用した観光列車がある」というガイドブックの内容を頼りに、新営駅より歩いて乗り場に行きました。観光客で賑わう長編成のトロッコ列車に乗り新営の街を抜け、ひたすら畑のような場所を20分ほど走って終点に到着しました。

↓以下の全ての写真は、クリックすると拡大して見ることが出来ます。
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新営糖廠

中興駅の発車待ちトロッコ

新営駅から左手へ新進路を1キロ近く歩き、ガソリンスタンドのある交差点を左折。そして中興路を進むと観光鉄道と化した新営糖廠のトロッコ乗り場が見えてくる。駅から乗り場までの道は人通りも少ない寂しい道だったのに、トロッコ駅のまわりだけは観光バスが横付けされて団体客で大賑わいだった。

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複雑なポイント

さとうきび輸送全盛期のころはさとうきび鉄道の車両の他に台鉄からの乗り入れもあったようで、両方の軌道に対応した三線軌や複雑なポイントが至る所で目に付く。線路マニア(?)にはたまらない風景(笑)。

トロッコ駅中興駅の駅前に展示されている機関車。

中興駅駅名標

ホームや切符売り場に加え、駅名標もちゃんと取り付けられている。観光用の路線とはいえそれなりに旅客駅の様相を呈している。

中興駅を発車

長大編成の列車が団体客で満員となり、さながら積まれたさとうきびになったような気分で中興駅を出発。カウントダウンの合図で列車は動き出す。ごふんなちゃ(五分仔車:台湾語でナローゲージの車両のこと)以外に何を言っているのか全然分からないが、ガイドのおばさんのトークが絶え間無く続く。

中興駅構内

踏切の手前に使われなくなったホームが。かつてはここで荷物の積み降ろしとか、人の乗り降りがあったのだろうか。

踏切でトロッコに手を振るおじさん。トロッコが小ぶりな車両なので、目線の高さがあまり変わらない。

畑(?)の中を通る橋を渡る。地元のおじさんも歩く。途中の信号所まで三線軌も続く。

信号所

ここで対向トロッコ列車とすれ違う。使われていないがここから分岐する支線もあるようだ。

対向列車とのすれ違い

すれ違う列車からお互い手を振る。他の列車はそんなに混んでいない様子で、我々の列車はたまたま団体客と一緒になったから大混雑しているようだ。ちょっと悔しい。

南聖宮の人達も手を振る。

信号所を抜けた先で一番左側のレールがぶっつりと途絶え、3線区間は終わる。

野いちごをむしる人達

野いちごが線路際に生える場所でトロッコが一旦停車。するとみんな遠慮もせずにいちごをむしり出す。どこの国でもおばちゃんはたくましい

トロッコ用の狭い幅だけになっても、さらに線路は続いていく。

分岐する線路。左側に進路を取る。右側の何年も使われていない路線はどこへ続いているのか。

「乳牛的家」駅到着

乳牛的家に到着。中興駅からここまで20分と、観光列車にしては意外と長い道程だった。

乳牛的家駅

乳牛的家駅舎。中では名前にふさわしく、絞りたて牛乳やヨーグルトなどが売られていた。しかし団体客が降りたために駅も駅前広場も騒然としていて落ち着かなかったので、さっさと列車に戻った。

ホームに収まりきれない列車。一番後ろ(帰りは先頭)の車両は他とちょっと種類が違った箱型の「博愛」(日本で言う優先席)車両だった。

乳牛的家駅の先も、草に埋もれつつ線路は続いているらしい。本当の終点はまだまだ先らしい。




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