北総鉄道

京成高砂-印旛日本医大

 44.8km)

都心と千葉ニュータウンとを結ぶ路線として1979年開業。その後京成線や都営地下鉄への乗り入れも行われるようになりました。千葉ニュータウンは当初の計画よりも縮小されてしまいましたが、印旛日本医大より先が建設されて成田空港へのアクセス路線の一部となりました。現在は全線に渡って京成電鉄(成田スカイアクセス線)も第2種鉄道事業者として営業するという特異な路線になってます。

関連路線 京成成田スカイアクセス線
北総鉄道京成高砂-印旛日本医大32.3km
千葉ニュータウン鉄道小室-印旛日本医大12.5km
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北総鉄道 京成高砂-印旛日本医大 44.8km

京成成田スカイアクセス線共用区間 京成高砂-印旛日本医大 44.8km

京成高砂

けいせいたかさご 【KS10】

北総鉄道の起点は京成線の一拠点となっている京成高砂駅。北総線の列車もこの駅を起点・終点とせず、京成線を経由して都心や羽田空港方面へと乗り入れを行っている。

直通 京成本線
乗換(私鉄) 京成成田スカイアクセス線京成金町線
青砥方面

中川を渡る複々線を走り京成線に乗り入れていく北総鉄道の車両「C-Flyer」。

新柴又方面

こちらは3方向に枝分かれする真ん中に位置する北総線に進路を取り、新柴又方面へと去って行く列車。

新柴又

しんしばまた 【HS01】

北総線の途中駅で唯一東京都にある駅。柴又街道の上を高架線で横切り、街道の東側に新柴又駅がある。

江戸川を渡る

防音壁でがっちり守られた鉄橋を通り、江戸川を渡って千葉県へ。

矢切

やぎり 【HS02】

市川市と松戸市の境界線付近にある矢切駅。このあたりは地下を走行している。

2008年訪問時の矢切駅駅舎。「京成・都営・京急へ直通」を大々的にアピールしていた。

地下に作られた矢切駅ホーム。2面4線の設備を持つ。

北国分

きたこくぶん 【HS03】

秋山

あきやま 【HS04】

東松戸

ひがしまつど 【HS05】

武蔵野線との乗り換え駅。もともと同線と交差する場所に駅を造ったのは北総鉄道が先だが、武蔵野線も7年遅れて1998年に駅を造った。スカイアクセス線のアクセス特急も停車するので、京成電鉄の駅にもなっている。

乗換(JR) 武蔵野線
乗換(私鉄) 京成成田スカイアクセス線

シンプルな印象を受ける北総鉄道の駅名標

東松戸駅ホームにて。都営地下鉄の車両も北総鉄道にやってくる。

松飛台

まつひだい 【HS06】

八柱霊園の最寄り駅で、「八柱霊園」が副駅名になっている。

大町

おおまち 【HS07】

続いてこちらは市川市動植物園の最寄り駅で、動植物園が副駅名になっている。

北初富を通り過ぎる

開業当初は北総線も停まっていた新京成電鉄の北初富の駅の隣を通過する。1974年の北総線第一期の開業時は北初富から小室までの路線で、北初富から新京成電鉄の松戸へと乗り入れていた。その後1991年に京成高砂駅までが開業して京成線への乗り入れが始まり、1992年に新京成線への乗り入れが廃止となって北総鉄道は北初富駅に停まらなくなった。

新鎌ヶ谷

しんかまがや 【HS08】

新京成線と東武野田線との乗り換え駅。もともと路線は交差していたが駅の無かった場所に3社が駅を造って一大乗り換え駅となった。2010年からは京成電鉄が加わって4社となった。

乗換(私鉄) 京成成田スカイアクセス線新京成電鉄東武野田線
下車 新鎌ヶ谷駅周辺へ

北総線と京成スカイアクセス線の駅の入口。

2008年当時は改札口が新京成線と並んでいた。今は駅は並んでいるが、改札口はそれぞれの高架線の下にあり離れている。

西白井

にししろい 【HS09】

千葉ニュータウンのエリアに入る。通過するスカイライナーより撮影。千葉ニュータウンのエリアに入ると当初は高速道路や県営鉄道も通す予定だったと聞く広大な掘割に敷かれた線路を突っ走る。どこまでも真っすぐで爽快に飛ばせる路線なので、成田空港まで延長してここにスカイライナーを走らせたいという構想が出てきたのもうなづける。

白井

しろい 【HS10】

白井市中心駅。京成本線にある「京成臼井」と若干字が紛らわしい。

小室

こむろ 【HS11】

京成スカイアクセス線の列車は停まらず、北総線の列車だけが停まる途中駅だが、1979年の開業当初はここが終着駅だった。また、ここを境に線路の所有が北総鉄道(以前は北総開発鉄道)から千葉ニュータウン鉄道(以前は住宅都市整備公団)に代わる。開業当初は北総開発鉄道と住宅都市整備公団できっちり路線と車両が分かれて直通運転の形を取っていたものの、2004年から運営が北総鉄道に一本化されている

千葉ニュータウン中央

ちばにゅーたうんちゅうおう 【HS12】

名前の通り、千葉ニュータウンの中央にある駅。住宅都市整備公団の路線時代には終着駅だったこともある。現在は京成電鉄スカイアクセス線の列車も停車する。幻の成田新幹線もここに駅を造る計画があったらしい。

印西牧の原

いんざいまきのはら 【HS13】

印旛日本医大までの路線が開業する前の終点。

印西牧の原の駅名標。訪問当時は当駅止まりの列車が多くあって終点まで行くのは日中1時間に2本だけになることもあった。

ホームの上に駅舎を構える。

駅前広場

とにかく広い駅前広場。人の姿は少なく、足元のタイルの隙間からは雑草が生えていて寂しさは否めず。近所のショッピングセンターの駐車場は満車で対象的だった。

ヒーリングヴィラ印西

テレビで「アジアンテイストの温泉が人気を呼んでいる」と紹介されていたのを見て出掛けてきた温浴施設。まだ出来て間もない頃に行ったので大盛況でフロントで1時間近く待った。館内ではアロマ風呂やバリ風呂、低温岩盤浴などを堪能。

観覧車から見た駅

駅の近所のショッピングセンター内にあった観覧車から見下ろした印西牧の原駅。

印旛日本医大

いんばにほんいだい 【HS14】

京浜急行の羽田空港駅でたびたび目にする謎の行き先(笑)・印旛日本医大駅がここにある。とんがり屋根の展望台の付いた駅舎が特徴的。

乗換(私鉄) 京成成田スカイアクセス線
印旛日本医大駅ホーム

訪問当時は日中1時間に2本しか列車が来ないこともあり、ホームは隣の駅にも増して閑散としていた。

改札口

小ぢんまりとした改札口。

副駅名は松虫姫

仮称の駅名が印旛松虫だった事をふと思い出させる副駅名。「松虫姫」は不破内親王の別名で、印旛村に所在する松虫寺に不破内親王にまつわる伝承が残っているらしい。

行き止まりの線路

既に成田空港への延長計画があったが、この時はまだ何の工事も行われている様子は無く、行き止まりの線路は小高い丘に阻まれていた。




北総鉄道