長良川鉄道

美濃太田-北濃

 72.1km)

元は美濃太田から福井まで結ぶ予定だった路線の工事が中断して南側は越美南線となり、1986年に国鉄から長良川鉄道へと引き継がれて今に至ります。長良川鉄道となって列車の本数も増え、駅の数も26から38駅に増えています。


■主要駅リンク■


↓以下の全ての写真は、クリックすると拡大して見ることが出来ます。
↓以下の全ての写真は、クリックすると拡大して見ることが出来ます。

長良川鉄道 美濃太田-北濃 72.1km

美濃太田

みのおおた 【0】

JR高山本線・太多線と接続する美濃太田駅で発車を待つ長良川鉄道の列車。ここから北濃まで72.1kmの長い旅が始まる。長良川鉄道は全駅駅番号が付けられているが、起点となるこの駅の番号は「1」ではなく「0」であるのが興味深い。全駅下車可能で単純に往復するだけでも安いフリー切符があるが、当時は休日のみ利用可で訪問した平日は使えなかった。今は通年で利用可能らしい。

乗換(JR) 高山本線(岐阜-猪谷)太多線

ホームに1両編成の列車が停まる。国鉄越美南線時代には岐阜まで直通運転する列車もあったようだが、長良川鉄道になった後は全て美濃太田駅が始発・終着。ホームにある自動券売機で終点・北濃までの切符を買い、まだ乗客もまばらな列車の車内へ入った。

前平公園

まえひらこうえん 【1】

加茂野

かもの 【2】

富加

とみか 【3】

関富岡

せきとみおか 【4】

関口

せきぐち 【5】

刃物会館前

はものかいかんまえ 【6】

せき 【7】

関市街のやや北部に位置する駅。かつては至近距離に名鉄美濃町線新関駅があり、1999年の新関-美濃間廃止時に代替として関駅まで直接乗り入れるようになったが、わずか6年後の2005年に美濃町線全線が廃止となって長良川鉄道単独の駅となってしまった。写真は雪の降る関駅ホームに停車するレールバスの1形。

乗換(私鉄) 名鉄美濃町線(新岐阜・徹明町-関)【2005年4月廃止】

関駅のホーム。駅に併設して車庫がある。

雪降る関駅駅舎。駅舎は美濃町線ホームと反対側の東側にあった。

2006年の関駅

2度目の訪問は2006年の夏。風景はがらりと変わり、赤紫色のディーゼルカーを利用した。

車庫を見ると、前回訪問時に乗車したレールバスが停まっていた。

2006年の関駅駅舎。よく見ると「長良川鉄道旅行センター」の文字が無くなっている。

名鉄美濃町線関駅跡

長良川鉄道の列車から見た名鉄美濃町線の関駅跡。この時は美濃町線の全線廃止から1年ほど経過していて、待合室や「関駅」の看板は撤去されていたが、線路はそのまま残っていた。

関市役所前

せきしやくしょまえ 【8】

関から美濃市までは国鉄越美南線時代には一駅も無かったが、長良川鉄道に転換されたときに当時は「中濃西高前」という駅名だった関下有知駅が出来て、1999年3月に名鉄美濃町線新関-美濃間が廃止になった翌日に関市役所前と松森の2駅が開業している。写真は雪降りしきる中で到着した関市役所前駅。

関下有知

せきしもうち 【9】

松森

まつもり 【10】

名鉄美濃町線松森駅が廃止となった翌日に代替として開業。駅名も同じだった。

駅のそばの踏切より撮影した松森駅ホーム。美濃町線旧松森駅から歩いてみたら、坂を上って徒歩10分くらいの高台に駅があった。

雪景色の松森駅。

美濃市

みのし 【11】

美濃市に到着したレールバスを撮影。長良川鉄道に初めて乗ったのは2000年の時だが、駅自体は1996年に名鉄美濃町線美濃駅を訪れた時についでに足を運んで入場券だけ買っていた。美濃市を出ると、列車は住宅地から次第に山間部へと差しかかって行く。

乗換(私鉄) 名鉄美濃町線(新関-美濃)(美濃駅)【1999年4月廃止】

美濃市駅駅舎。名鉄美濃町線の旧美濃駅からは、緩い坂道を登っていった先にあった。

梅山

うめやま 【12】

湯の洞温泉口

ゆのほらおんせんぐち 【13】

洲原

すはら 【14】

母野

はんの 【15】

木尾

こんの 【16】

八坂

やさか 【17】

「日本真ん中の駅」というキャッチフレーズが付いていた。日本の人口分布から割り出した場合にここが重心となるからのようだ。

みなみ子宝温泉

みなみこだからおんせん 【18】

大矢

おおや 【19】

福野

ふくの 【20】

美並苅安

みなみかりやす 【21】

赤池

あかいけ 【22】

深戸

ふかど 【23】

相生

あいおい 【24】
長良川の眺め

梅山駅を出た後あたりから、車窓に広がり始める長良川の眺め。この先終点までほぼ長良川に沿って路線は進む。

郡上八幡

ぐじょうはちまん 【25】

街はずれにはあるが郡上市代表駅で、列車運行上の要ともなっている駅。乗ってきた列車も対向列車待ちのためにここで小休止。

列車内から撮ったこれから進む北濃方面の眺め。

郡上八幡駅の駅舎

長良川の眺め

そして再び列車は長良川に沿って北濃目指して進んでいく。

自然園前

しぜんえんまえ 【26】

山田

やまだ 【27】

徳永

とくなが 【28】

郡上大和

ぐじょうやまと 【29】

万場

まんば 【30】

上万場

かみまんば 【31】

大中

おおなか 【32】

大島

おおしま 【33】

美濃白鳥

みのしろとり 【34】

白鳥高原

しろとりこうげん 【35】

白山長滝

はくさんながたき 【36】

北濃

ほくのう 【37】

美濃太田からおよそ2時間で終点の北濃駅に到着。もともと越美北線と結ばれる予定だっただけに、終着駅というにはやや中途半端な場所にある。ホーム1本だけで、駅舎はあるが無人だった。

終点の延長上には放置状態のディーゼルカーが留置されてその先は駐車場になっていた。この先延長されることを見越したような配線にはなっているものの具体的な工事が進められた痕跡は無さそうだった。小写真は美濃太田方面。

北濃駅構内から撮った北濃駅停車中の列車。

ターンテーブル

北濃駅にあるターンテーブル。役目を終えた今でも地元住民の保存会により、動かせる状態に手入れされているとのこと。

ターンテーブルのそばに掲出されていた説明。越美南線に蒸気機関車が走っていた昭和44年まで利用されていたが、長良川鉄道に引き継がれてからレールバスの方向転換にも使われていたらしい。

放置されていた車両

北濃駅の先で放置状態になっていったレールバスの車両。

北濃駅駅舎

北濃駅駅舎。国鉄時代に駅係員がいた時代もありそこそこ大きな駅舎を構えていたが、無人駅だった。

駅舎側から見た北濃駅ホーム

駅の入口方向から改めて駅舎を撮影。駅にラーメン屋さんらしき店舗が入っている。

長良川

北濃駅から道路を挟んで平行していた長良川。駅の周辺には道路と川しか見当たらなかったので、折り返しの待ち時間の間は、橋から川を眺めたり、川べりまで下りてみたりしてのんびり時間を過ごしていた。

長良川へ

時間があったので、長良川の川原に降りてみた。

川原で見つけたイトトンボ






長良川鉄道