名古屋鉄道 

美濃町線

新関-美濃

 6.3km)
新関  >松森  >美濃  

★1999年4月廃止
美濃町線の末端区間、新関から美濃までの間は新関までよりも一足早く1999年に廃止。長良川鉄道(旧国鉄越美北線)と平行して走る区間でした。


■主要駅リンク■


↓以下の全ての写真は、クリックすると拡大して見ることが出来ます。
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美濃町線 新関-美濃 6.3km

新関

しんせき

この写真を撮った時には美濃までの路線が廃止になった後。1999年まではここから美濃までの路線があったのだ。1996年の訪問時には美濃行きの電車は1時間に1本しかなかった。

乗換(私鉄) 名鉄美濃町線(新岐阜・徹明町-関)【2005年4月廃止】

新関から下有知へ

美濃行きの美濃町線は新関を出ると県道の中央に出て、そこから短い区間道路中央を路面走行していた。新関の近所で道路中央を走行する路面電車を撮影。

そして走り去っていく電車。

道路中央を走行するのは短い区間でその先からは線路の位置が路肩に変わり、そのまま半路面の軌道が続いていた。

2000年の新関から下有知の区間

そして2000年、新関-美濃の廃止後に雪の中上記の区間を訪れてみた。関まで新設された旧路線との分岐点。美濃方面に向かう旧路線は写真前方の県道へと線路を延ばしていた。結局2005年に美濃町線全線が廃止となり、手前の踏切の路線も無くなってしまったのは何とも悲しい。

道路中央を電車が疾走していたあたり。道路の中央付近が舗装され直されているのがなんとなくわかる。

さらに進んでいくと、路肩に鉄橋と線路が残されていたのを発見。

旧軌道沿いに立てかけられていた「鉄道工事中」のお知らせ看板。でも看板には軌道撤去工事という悲しい工事内容が書かれていたのであった。

あらかた線路が撤去されて軌道跡だけが残る区間だが、側道に入るアスファルト敷きの箇所だけ線路が残されていた。

下有知

しもうち

神光寺

じんこうじ

松森

まつもり

現役当時は通り過ぎるだけで写真も残していなかったので、廃止後に改めて現地を訪問。出入り口が民家の玄関に直結している低いプラットホームが残されていた。美濃町線が無くなった後、長良川鉄道の松森駅が開業している。高台にあるので多少不便ではあるが徒歩15分くらいのところに駅があった。

ホームを逆方向から撮影。

松森から終点美濃に向けて、砂利道と化した軌道跡がずっと続くのであった。このあたりは道路からは離れた専用軌道だった。

美濃

みの

松森より手前からはずっと専用軌道となって終点美濃駅は典型的なローカル私鉄の終点といった雰囲気で、年季の入った駅舎を構えていた。長良川鉄道の美濃駅は300メートル程の至近距離にあった。

乗換(私鉄) 長良川鉄道(美濃市駅)
発車を待つ電車

画質の悪いデジカメでホームのある方向から発車を待つ電車を撮影。

こちらは改札口から電車を撮影した写真。

2000年の美濃駅

そして廃止後の2000年に訪れた旧美濃駅。長良川鉄道の美濃市駅があるので訪問しやすかった。保存をしていく方針のようでホームと駅舎はそのままの状態で残っており、線路もホームの部分だけ敷かれたままになっていた。

ホームの先端側から新関方面を撮影。線路こそはがされているものの、旧美濃駅から続く美濃町線の跡はしっかりと残っていた。

駅舎の入口に設置されていた、旧美濃町駅の歴史が記された石碑。

駅舎の内部。がらんどうになっていたが、出札口や改札口上の時刻表も残されていた。

そして美濃駅の駅舎。外見は現役の頃とほとんど変わっていなかった。






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