鹿島臨港線 復活の日

茨城県鹿嶋市/茨城県鹿島郡神栖町

かつて成田空港ジェット燃料輸送の見返りとして運行していた鹿島臨海鉄道・臨港線の旅客列車。1日3往復しかない当時の列車の存在は知ってたけどそこまで行くだけの機会もお小遣いも無く、1983年に廃止となってしまいました。が、2005年10月16日に1日だけ復活。その時の模様をこのページにまとめました。

↓以下の全ての写真は、クリックすると拡大して見ることが出来ます。
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鹿島サッカースタジアム駅より神栖へ

鹿島サッカースタジアム駅

臨港線旅客列車運転当時は「北鹿島」という貨物駅だった。今は鹿島サッカースタジアムと名前を変え、この日はアントラーズの試合も無いのに臨時営業。発車1時間前にして早くも駅の入口前に列が出来、その列は次第に長くなっていく。駅にいた係員から車内券での乗車券と記念切符を買い求めた。

移動 鹿島サッカースタジアム駅へ

列車入線

改札が始まってホームに通され、狭いホームは溢れんばかりの人で埋め尽くされる。そして神栖行き列車が到着すると、2両しかない車内は都心のラッシュ時並みの混雑に。

ホームに人が溢れる

ここからは列車の最後尾に場所を取って写した写真。まだ列車に乗り切れない人達がホームにいる。発車直前に来た友人は第1便の発車時刻には間に合ったものの、この列車には乗れなかったらしい。

貨物線へ入線

鹿島サッカースタジアム駅を発車。いつもの鹿島神宮方面には向かわず、神栖方面へと進路を取る。

貨物線を走行

そして鹿島神宮方面の線路と別れる。

跨線橋をくぐる。

踏切を渡る。

一段上を通る道路に沿って進む。

を渡る。だんだん飽きてくる(笑)。

元信号場

しばらく線路1本だけの単調な景色が続いていたが、やがて突如ポイントが現れ信号所の跡を通過。今は使われていないようで待避線の方は草むしていた。

カーブをして信号場を通過。

間もなく神栖

やがて広大な貨物ヤードと車庫が見えてくると、間もなく神栖。

神栖駅

神栖
かみす

旅客営業時代に使われていたホームのある付近を通りかかる。コンテナ車でブロックされていて列車からホームを見ることはできず。

臨港線復活の日は神栖駅ホームが見られなかったので、それよりもずっと前、まだホームに近づけたころの神栖駅ホームの写真でも。この日もホームのある線路にはタンク車が停まっていた。

一旦神栖駅を通り抜ける

一旦神栖駅構内を通り過ぎ、列車は折り返して車庫のある方へと進んでいった。

留置線へ

そして進行方向右側にある車庫へと向かって進んでいく。

両側にステップが付いている留置線に到着。

神栖駅車庫

神栖でしばらく車庫見学タイムがあった。車庫にいる車両の撮影会や古い時刻表の展示、グッズの販売などがあった。列車は30分程で神栖から折り返し再び鹿島サッカースタジアム駅に戻った。往復での乗車券しか発売しないはずなのに、折り返しの列車は心なしか行きよりも空いていた。

車庫の建物内部にも入ることが出来たので、内部の様子を撮影。

留置線に止まる車両

ここまで乗ってきた列車を外から撮影。

旧・鹿島港南駅付近

旧鹿島港南駅付近
かしまこうなん

この日、ついでに鹿島港南駅のあった場所にも足を運んでみた。こちらはもはや駅の跡形無し。今は踏切となっている所に駅があったらしい。

鹿島港南駅のあった辺り

鹿島港南駅のあった辺りを散策。




鹿島臨港線 復活の日