片上鉄道

片上-柵原

 33.8km)
片上  >和気  >棚原  

★1991年廃止
赤穂線の西片上駅の近所にあった片上駅を起点として北上し、途中山陽本線の和気を経由して棚原まで通じていた路線です。柵原鉱山の鉱石輸送も行っていましたが1991年に廃止となりました。このページの写真は廃止直前に片上鉄道を訪れた時のものです。


■主要駅リンク■


↓以下の全ての写真は、クリックすると拡大して見ることが出来ます。
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片上鉄道 片上-柵原 33.8km

片上

かたかみ

赤穂線の西片上駅より徒歩。「高低差が激しい」とか聞いていたが、西片上から行く分には駅を出て階段を降りて行くだけで、あとは普通の道だった。昼食を調達した近くのデパートでは、「ありがとう片上鉄道セール」というのを行なっていた。

乗換(JR) 赤穂線(播州赤穂-岡山)(西片上駅)

片上駅ホーム

片面だけだった片上駅のホーム。駅の待合室でまず始めに目についたのは、心無い鉄道ファンによる片上鉄道車両部品の盗難続出を報じる地方新聞の記事であった。車内の客は、始めのうちは鉄道ファンが目についたが、発車間際には地元の人の数も増えてきた。

終点側には車両基地や貨物ヤードが広がっていた。

清水

しみず

中山

なかやま

和気

わけ

片上駅を発車すると間もなく赤穂線の線路の下をくぐり抜け、学校のそばを通る。そして新幹線の線路の下を通った後は、めぼしい建造物の無い緑の中をゆっくりと走って行く。次の清水まで結構時間がかかった。清水・中山とほとんど客の乗り降りも無く、山陽本線との乗換駅・和気に到着。ここでは学生の大群が待ち構えていた。たちまち車内は賑やかになる。

乗換(JR) 山陽本線(上郡-岡山)
上下列車の交換風景

和気駅で上り列車とすれ違い。

前面が曲面6枚窓になっているディーゼルカー。

山陽本線のホームから見た片上鉄道線ホーム。

本和気

ほんわけ

益原

ますばら

天瀬

あませ

河本

こうもと

備前矢田

びぜんやた

苦木

にがき

杖谷

つえたに

備前塩田

びぜんしおた

備前福田

びぜんふくだ

周匝

すさい

美作飯岡

みまさかゆうか

吉ヶ原

きちがはら

隣の棚原と共に、津山駅に向かうバスが駅前より出ていた。

棚原

やなはら

終点まで来ると和気ではあれほどいた学生の姿も消え、いるのは専ら鉄道ファンや話の種に乗りにきたという感じの人ばかり。吉ヶ原駅到着前に案内のあった津山駅行きのバスは列車到着の直後に駅前のバス停にやって来た。

棚原駅ホーム

霧に煙る棚原駅に停車中の列車。

鉱石積込施設

棚原駅ホームの隣にあった鉱石積込施設。かつてはここに貨物が横付けされて鉱石を積み込み、輸送していたという雰囲気を感じるが、片上鉄道廃止直前のこの時は既に使われていないようだった。

棚原駅駅舎

とんがり屋根が特徴的な棚原駅の駅舎。無人駅で、折り返し乗る人は車掌から乗車券を買い求めていた。






片上鉄道