JR東日本 

岩泉線

茂市-岩泉

 38.4km)
押角  >岩泉  

2014年4月廃止
山田線の茂市から、龍泉洞がある岩泉までの38キロを結ぶ路線。運転休止前には運転本数が1日3往復というJR東日本屈指の本数の少なさを誇っていました。2010年7月31日に土砂崩れによる脱線事故を起こして以来復旧されることはなく、最終的に2014年の4月に正式に廃止となりました。


■主要駅リンク■


↓以下の全ての写真は、クリックすると拡大して見ることが出来ます。
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岩泉線 茂市-岩泉 38.4km

茂市

もいち

山間部にある茂市駅から岩泉線が分岐していた。写真は跨線橋から見下ろす駅構内の様子。左手のほうに曲がっていくのが山田線で、まっすぐ進んでいくのが岩泉線の線路。

乗換(JR) 山田線

茂市駅ホーム

朝7時発の下り列車は1番線ホームより発車した。発車する岩泉線の列車からホームを撮影。

茂市駅を出て刈屋川・国道340号線と並行して走る。すっかりバスに乗客を取られてしまった路線と聞いていたが、隣の道路を突っ走るバスに抜かれているんじゃ仕方ないか。

岩手刈屋

いわてかりや

ホームと駅舎の間に花壇が。

中里

なかさと

こちらは取ってつけたようなホーム1本と待合室があった。

山に囲まれた平地に広がる田んぼの風景の中を、カーブを描きながら列車が走る。

岩手和井内

いわてわいない

昔の形式の駅名標を掲げている駅舎があった。

岩手和井内駅を発車。岩泉線はここから本格的な山越えに入る。この駅舎は廃止前には無くなってしまったらしい。

押角

おしかど

押角峠越えの山の真っ只中にある小さな駅で、まさに秘境駅と呼ぶのにふさわしいホーム1本だけの駅。国道には出られるらしいが周りは森林以外に何も見当たらず、よそ者が降りるのには勇気がいりそう。

ホームの柵に取り付けられている時刻表。1日3往復の列車時刻が表記されているのみ。

岩泉方面を撮影。駅は簡素なホームが1本だけ、その先で線路が急勾配となっている様子が分かる。

スイッチバックの跡

押角駅の先で引込み線が伸びている。かつては押角駅はスイッチバックの駅で、今は引込み線となってる線路の先にホームがあったらしい。

峠越えが終わり、のどかな風景の中を軽快に走っていくの図。

岩手大川

いわておおかわ

こちらも1本だけのホームに小さな待合室があるだけの駅。

浅内

あさない

今はホーム1本だけだが、かつては貨物の取り扱いも行っていたらしい。ホームと駅舎が妙に離れているのはその名残か。

茂市以来、ここまで乗り降りが全く無かった列車から降りるお客さんの姿。

二升石

にしょういし

街を見下ろす高台にホームがあった。

終点まであと少し。川を渡って列車は進んでいく。

岩泉

いわいずみ

岩泉線の終点。近所に龍泉洞という観光地があるとはいえ1日3本だけでは普段は乗客も少ないと思われるが、この日はツアーのルートに組み込まれていたらしく、折り返しの上り列車には1両だけの車両にあふれんばかりの乗客が押し寄せていた。

岩泉駅駅舎

岩泉駅舎。待合室や切符売り場などもあり1日3本の列車しか来ない駅とは思えないほど立派。

岩泉町の地図

真ん中に岩泉線や龍泉洞などが描かれた地図。

待合室

広々とした待合室はがらんとしていた。一角にはJRやバスの乗車券を売る切符売り場があった。

この先行き止まり

ホームの先で草むらへフェードアウトする線路。計画ではここから三陸鉄道の小本駅までつながる予定だったらしい。




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