函館市内を走って主要観光地を結ぶ、観光旅行には便利な路線です。かつては宝来町と松風町を最短距離で結ぶ路線や、函館駅前から函館本線と並行して進む路線などもありました。それらの路線も残っていた1980-90年代の古い写真も織り交ぜてのご紹介。なお、函館市交通局は2011年4月から函館市企業局交通部になったそうです。
本線 | 函館どつく前-函館駅前 | 2.8km |
大森線 | 函館駅前-松風町 | 0.5km |
湯の川線 | 松風町-湯の川 | 6km |
宝来・谷地頭線 | 十字街-谷地頭 | 1.4km |
2系統 湯の川-谷地頭 9.2km |
5系統 湯の川-函館どつく前 9.3km |
湯の川ゆのかわ 【DY1】函館市電の北側の終点。もう少し頑張って伸ばすと函館空港まで届きそうなものだが、そこまで路線を延長する気は無いのかな。写真は朝一番の電車の発車風景。 |
||||||
湯の川温泉ゆのかわおんせん 【DY2】函館市の北部にある温泉地・湯の川温泉の最寄り停留場。湯の川温泉の温泉街は、停留場より川沿いの道を南側に歩いて行った先にある。写真右は湯の川温泉停留場を出て、終点湯の川に向かう電車。 |
||||||||
温泉の最寄り駅らしく、停留所そばに足湯が。早朝に見てみたらまだお湯が無かった。 |
||||||||
函館アリーナ前はこだてアリーナまえ 【DY3】副駅名はもともと停留所名だった「市民会館前」。停留場名の函館アリーナは2015年7月に開業。2016年2月までは市民会館前(函館アリーナ前)」となっていたが、3月に副駅名と駅名が逆転した。 |
||||||||
駒場車庫前こまばしゃこまえ 【DY4】函館市電の車庫がある停留場。車庫は停留場の南側にあり、引き込み線が敷かれている。 |
||||||||
駒場車庫朝6時半頃に訪れたら、函館市街に向けて続々と車庫を出発していく電車の姿が見えた。 |
||||||||
駒場車庫に留置されている電車の風景。写真右は1990年に初めてこの区間を通り過ぎた時に、車内から撮影した写真。車庫の様子はあまり変わっていないかも。 |
||||||||
函館馬車鉄道記念碑駒場車庫の一角に設置されていた、函館馬車鉄道の記念碑。 |
||||||||
競馬場前けいばじょうまえ 【DY5】その名の通り函館競馬場最寄りの停留所。市電の車庫が駒場車庫前にしかないためか、6時過ぎの始発から函館方面には数分おきに電車がやってくるが、湯の川方面には7時過ぎまで電車がやってこない。 |
||||||||
函館競馬場停留所の目の前にある函館競馬場。 |
||||||||
深堀町ふかぼりちょう 【DY6】湯の川方面の停留所に時計が設置されている。 |
||||||||
柏木町かしわぎちょう 【DY7】湯の川方面の電車とすれ違い。 |
||||||||
杉並町すぎなみちょう 【DY8】ホームが交差点を挟んで千鳥型の配置。 |
||||||||
五稜郭公園前ごりょうかくこうえんまえ 【DY9】かつてはここから宮前町・国道5号線経由で函館駅前を結んでいた路線が存在した。一度乗ったことがあるのだが写真を全く残していなかったのが悔やまれる。
|
||||||||
五稜郭公園前停留場から交差点を左へカーブして中央病院前へ。この交差点をまっすぐ進んでいたのがかつての国道5号線経由の路線。 |
||||||||
中央病院前ちゅうおうびょういんまえ 【DY10】ここより、松風町まで道道83号線を起点から終点までまっすぐに走っていく。 |
||||||||
千代台ちよがだい 【DY11】「ちよだい」と読んでしまいそうだが「ちよがだい」が正しい読み。 |
||||||||
堀川町ほりかわちょう 【DY12】ホームに屋根があったり無かったりするのは、乗降客の大小によるのかな? |
||||||||
昭和橋しょうわばし 【DY13】停留所を出てすぐ、亀田川を渡る。 |
||||||||
千歳町ちとせちょう 【DY14】函館地方法務局などの最寄り停留場。 |
||||||||
新川町しんかわちょう 【DY15】函館中央郵便局の最寄り停留場。 |
||||||||
松風町まつかぜちょう 【DY16】中央病院前より道道83号をまっすぐ進んで松風町まで到着。次は函館駅前。 |
||||||||
ここから交差点を右折して函館駅前に向かう。かつては交差点を直進して写真前方方向の宝来町に向かう東雲(しののめ)線という路線もあったが、函館駅前に寄らない路線のためにあまり利用されなかったのか1992年に廃止。この区間を経由する電車が「1系統」だったので、今でも函館市電は1系統が欠番になっている。 |
||||||||
1990年の松風町1990年訪問当時の松風町。線路が函館駅前方面と宝来町方面に枝分かれしている。宝来町方面は廃線間近な当時は1時間に1本くらいの運転しかなかった。 |
||||||||
函館駅前はこだてえきまえ 【DY17】函館市電にもスタイリッシュな低床車の姿が。9600型「らっくる号」が到着。写真右はこちらは昔ながらの車両。谷地頭行きの電車が到着。
|
||||||||
函館へようこそ函館駅前を通り過ぎるレトロな車両・30型箱館ハイカラ號と「函館へようこそ」のプラカードを手に我々観光客を迎える乗務員さん。 |
||||||||
手前側の大きく左側へとカーブを曲がるのが松風町方面。 |
||||||||
運転席後ろの運賃・停留所案内は液晶画面を2つ並べたスタイル。写真右は函館市電にもいる、私鉄路線でたびたび見かける「鉄道むすめ」。 |
||||||||
1986年の函館駅前1986年に初めて北海道を旅行した時に撮影した函館駅前停留所。当時は写真右にカーブする現存の路線のほか、国道5号線を函館本線沿いに北上し、ガス会社前という停留場を経由して五稜郭公園前の停留所で再び合流する路線が存在し、函館駅前はその路線の分岐点となっていた。写真右は当時の車内の様子。 |
||||||||
函館駅前から市役所前へ、国道279号線上に軌道がまっすぐ延びる。 |
||||||||
市役所前しやくしょまえ 【DY18】市役所前といいつつ市役所とは地図で見る限り300メートルほど離れているようだ。 |
||||||||
魚市場通うおいちばどおり 【DY19】こちらも魚市場とは400メートルほどの距離。あ、停留所名は魚市場「通り」だからいいのか。 |
||||||||
魚市場通の停留所を出て、十字街へ。 |
||||||||
函館山が見えるあたりそして前方には函館山の姿が。 |
||||||||
十字街じゅうじがい 【DY20】ここで路線は函館どつく前と谷地頭方面の2方向に分かれる。路線の廃止が相次いだ今となっては、ここが唯一の路線の分岐駅となっている。
|
||||||||
北海道新幹線はやぶさもどき北海道新幹線の開業を記念して、新幹線はやぶさ風電車が登場。ちゃんとした車両なのに段ボールで作った車体みたいに見えてしまうのは気のせい? 乗ってみたかったけど機会に恵まれず。 |
||||||||
交差点を曲がるのが谷地頭方面、道路をまっすぐ横断していく方が函館どつく前方面の路線。 |
||||||||
1990年の十字街1990年の訪問時に撮影した写真。 |
||||||||
宝来町ほうらいちょう 【Y24】谷地頭方面の路線は、十字街の次が宝来町。宝来町にて当時松風町まで直線で結んでいた東雲線経由1系統の時刻表を撮影。この1時間に1本しかない区間乗りたさに、40分くらいこの停留所の近所で電車を待っていた。
|
||||||||
青柳町あおやぎちょう 【Y25】 |
||||||||
谷地頭やちがしら 【Y26】十字街より南側へ分岐する路線の終点。近所に温泉があるようだ。
|
||||||||
停留所より撮影。 |
||||||||
5系統 湯の川-函館どつく前 9.3km |
二十間坂函館山ロープウェイ乗り場へと続く二十間坂。そしてその坂の手前を通り過ぎていく路線。 |
|||||||
函館どつく前へと向かう電車。 |
||||||||
末広町すえひろちょう 【D21】
|
||||||||
大町おおまち 【D22】 |
||||||||
函館どつく前はこだてどっくまえ 【D23】1990年の古い写真ですみません。十字街から港沿いに進む路線(本線)の終点。どつくという表記なのが変わっているが、これで「どっく」と読んでね、ということで。
|
||||||||
さらに時代はさかのぼり1986年の初訪問の時は、写真の通り安全地帯もホームも無く線路しかなくて少々びっくりだった。 |
2016年函館旅行で湯の川温泉を訪問した時に泊まったホテルです。客室は海に面しており、窓を開けるとご覧の眺め。ウミネコが結構至近距離を飛んでいきます。露天風呂も、海が眺望一面に広がるロケーションでした。
JR函館駅や市電の函館駅前より歩いてすぐの所にあるホテルです。函館朝市もホテルから歩いてすぐの所にあるので、早朝からの朝市めぐりや列車移動には便利なホテルです。1階にはコインランドリーもありました。
ROOM-P内検索